今年のマイベスト確定作品であり、オールタイムベスト級。手話の細やかな作画含めて、非常に高い品質と内容、あまりにも素晴らしかった。聴覚障碍のある雪の世界に入れてほしいという逸のメッセージに、身体全体で応え、喜びを表す雪…あの瞬間から最後までずっと見惚れていた。文字にすると重い、でもそうしないと伝わらないという葛藤が痛い程に伝わってくる。だからこそ、その後の2人だけのやり取りがあんなにも尊く大切で、多幸感に満ち溢れたもの感じられたんだと思う。「手話＋恋愛モノ」というかつてない挑戦的な大傑作。字幕版も含めて、聴覚障碍の方にも楽しんでもらおうという取り組みまで素晴らしい。『桜志の世界』で示されるように、普通に言葉を交わすだけでは得られない特別な感情が手話だと伝わってくる。毎回幸せな涙がポロポロ零れる素敵な時間を頂き、制作関係者には心から感謝したい。素敵な作品をありがとうございました。原作も読みつつ、2期も期待したいです。
※『素敵な人には世界は素敵に映る』という人生の名作『ARIA』アリシアさん名言を表現した作品だなと。ハンデキャップを魅力に変える主人公の雪は勿論、こんなに素敵に溢れた物語を描ける原作者さんの人柄まで伝わってくるかのよう。
※BDも全巻予約済み、楽しみ
