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鬼滅の刃のOBのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃(2019年製作のアニメ)
3.8
映画の記録的な動員数とアマプラでの配信、フィルマの方々の高評価(実はこれが一番の動機)という三つ巴にまんまとはめられ、遅ればせながら土日で26話一気鑑賞完遂!

主人公炭治郎はジャンプの3大原則「友情・努力・勝利」を体現するキャラクターで、まさに王道な展開だった。

お話の構造として、一般人が鬼にされてしまう点、主人公に近しい人物も半鬼化するが特殊形態である点など、ゾンビ映画のそれと似ている。下敷きになっているんじゃないかな。

ストーリーテリングとしては、最初は多く語らず、徐々に背景・動機を見せていく展開などは、映画的な雰囲気を醸し出し引き込まれるし、敵である鬼の心情を丁寧に描くことで、単なる勧善懲悪となっていない点も好感。

主役が最凶の敵に対してなす術がない状況で、救世主の如く現れ一瞬で倒してしまう、又めっぽう弱そうな奴が最後の最後で変貌し、実は無茶苦茶強かった、等々、見る側のカタルシスをきちんと押さえた作りで、万人受けも納得。


しかし、こんな終わり方されたら映画観るしかなくなるんですけど、、作り方が上手いですねぇ(苦笑)
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