エピソード10
終幕

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あらすじ
「殺し屋でも人形でもなく、君が君として生きていくための名前」
そう言って玲二はアインに【エレン】と名付けた。このまま二人でどこまでも遠くへ行く、はずだった・・・。しかし、玲二はインフェルノの手に、エレンはサイスの手にそれぞれ落ちてしまった・・・。
クロウディアの説得もあり、玲二はサイスを殺す事を決意する。組織に対し身の証を立てるため、いや、何よりもエレンを解き放つために・・・。
サイスはロシュネンコという武器商人の手引きで国外に脱出を図っている様子。
先行したリズィと合流した玲二。が、裏切り者は信用出来ないと、リズィは玲二に銃を突きつける。すると玲二はリズィの目の前で、薬室の1発だけを残し弾倉を捨てる・・・。
「1発じゃ、あんた達とケンカすることは出来ない。だがサイス一人を殺すには事足りる」
携えるのは、込められた銃弾ただ1発と初めて望んで抱いた殺意・・・。