エピソード12
亡霊

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あらすじ
多発する不可解な暗殺事件。昨年だけで、20人を超える大物が犠牲となり全米の暗黒街に戦慄を与えていた・・・。
一連の暗殺はインフェルノのファントム・ツヴァイ・・・そう、玲二の手によるものだった。
サイス・マスターとの死闘から生還した後、玲二はファントムを襲名したのだった・・・。幹部も舌を巻く程の技量と自らの意志による組織への献身。最早、玲二は完全にインフェルノが操る恐怖の化身・ファントムになったかに見えた・・・。
だが、彼に意志などありはしなかった・・・。ただ肉体のみが生きているだけの亡霊。心はあの日から死んだまま・・・。そう、エレンを自らの手で撃ってしまったその日から・・・。
『意志なんかない―今の俺には・・・何も・・・何も感じなくなる・・・過ぎたことも先のことも、何もない』エレンの言葉の意味が今ならわかる・・・。