Uえい

鉄腕バーディー DECODE:02のUえいのレビュー・感想・評価

鉄腕バーディー DECODE:02(2009年製作のアニメ)
4.5
2期はバーディーが主体のストーリーになっていて、これまた面白かった。

リュンカ事件の後、六本木は廃墟と化してしまう。事件の首謀者組織は地球人を偽装して潜伏していたが、次々と何者かに殺されていた。

バーディーは首謀者を追う中で、幼馴染のナタルに出会う。故郷アルタ星が爆破された後、地球人として病院で働いていたのだ。そして、リュンカ事件で親友を失い、首謀者たちを殺害していたのだった。

前評判通りだが、戦闘シーンの迫力、ダイナミックさが凄い。MoSでそのまんま流用していたのではと思う様なシーンもあった。

ストーリーについても、事件の爪痕が残る中、被害者と千川たちのクラスメイトが取材を通して交流する様などがしっかり描かれていた。アベンジャーズのニューヨーク決戦や、MoSのゾッド将軍の侵略後の話を思い出した。日本が舞台だからかもしれないが、こちらの方がしっかり向き合っている様にも感じるほどだった。

今作の重要キャラであるナタルは、時空を転移する能力があるが体への負担も強く暴走してしまう。これはロキシーズン2みたいだった。ナタルの能力による時間の変化、バーディーの治療する中の過去回想、フラッシュバックとしての過去が見事にリンクして描かれていて、ノーラン映画の様だけど分かりやすく表現されていて凄い。

何となく見始めだけどこんな良いアニメが他にもあるんじゃないかなあと思うとワクワクする。
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