北川

化物語の北川のネタバレレビュー・内容・結末

化物語(2009年製作のアニメ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像が非常に凝っている。前半部は平成を強く感じる作画があまり好きじゃなかったが、中盤(「なでこスネイク」あたりから?)から作画が変わったのと慣れからか気にならなくなったので、シンプルにクオリティに感心した。
何も起きない漫才みたいな長尺の会話は割と苦痛。特に序盤の戦場ヶ原とのやつ。
一話(数話単位)完結としてちゃんと面白い上、シーズン通して一つの結末に向かってるのがとても良くできている。暦がモテ始めたのが吸血鬼の魅了によるものというのはミスリードだったが、それで一旦納得させつつ、最後にはシンプルに主人公としてモテるのを視聴者に認めさせているのが本当に上手くて感心した。とにかく説得力がある。
結果的に、キャラクターもどれも魅力的。戦場ヶ原も最初全然好きじゃなかったけど、8話と13話でしっかりヒロインとして納得させるのは素晴らしく上手い。
あとやはり曲がどれも素晴らしい。『恋愛サーキュレーション』なんかは元から有名で好きだったし、『君の知らない物語』も前から知っていたが、特に13話観て以降刺さる。が、ぶっちゃけ『sugar sweet nightmare』は微妙。
それにしても、一話の最初は暦の春休みの出来事なんだな。続編でそこらへんも描かれるんだろうか?そこも含めて知りたいし、長いシリーズっぽいが、続きが観たくなった。
北川

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