このレビューはネタバレを含みます
バンド活動は形から入り過ぎだしギャグパートも長くてしつこいなと思ってたけど、よく考えたらこれギャグアニメだよな。
一方で、音楽の魅力・バンドの楽しさや難しさもきちんと描いてる。8話のライブのシーンなんかリアル過ぎてしんどいぐらいだった。
曲も質が高いながら等身大で良いな。
すべてに於いて『けいおん！』との差別化がきちんと出来ていて、うまく令和の時代で作ってるなと感じる。
チケットノルマの話とかバンドマンのあるあるを描いたりしてるけど、メンバーの家がライブハウスとかその隣にスタジオあるとか都合が良いし、やっぱり全体的には音楽ファン向けではなく、一般視聴者にもそういう側面を見せるぐらいのテイストだな。とはいえ、一話で校内放送で流す"デスメタル"が全然デスメタルじゃないとか、きくりのバンドが"サイケ"と紹介されてるけど全然サイケじゃないとか、ギターだけ弾き続けてきたひとりがギターのこと何も知らず、見た目だけで試奏もせずにギター買うのとか、もうちょっと音楽やプレイヤーへの配慮は必要だろうと感じる。
作画は質高い。ただ、演奏シーンなどでちょくちょく使われるCG？に違和感がある。
最終話のEDでアジカンのカバーは洒落てる。
