エピソード06
其の六 忍びの修行は命がけ

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あらすじ
今日も今日とて私、日向ひまわりは忍者の修行に取り組んでいるんだけど……忍術って難しいなぁ。課外授業で水遁の術を教えてもらったけど、私だけうまくいかなくて、しまいには溺れちゃうし。う~ん、情けない・・・もっと修行あるのみ!
そこへ、あざみちゃんからひとつの情報が。なんでも、ホウライ山の滝に伝説の修験者さんがいるんだって。よ~しそれなら、すっごい忍術を教えてもらっちゃおう!ってことで、その修験者に会いに行ってみたんだ。
そしたら、確かにいかにもな場所にいたんだけど、その正体はヨボヨボのおじいさんだったの。いやいや、外見で判断しちゃいけない、むしろすごい達人ってことだよね?で、私はその修験者さんに忍術を教えてほしくてお願いしたんだけど、修験者さんは、「酒」とか「肴」とかを要求するばかりで、 何にも教えてくれないの。やっぱりいきなり押しかけて、忍術を教えてっていうのはずうずうしすぎたかなぁ。このくらいのおもてなしはしてあげないとね!
でも修験者さん、いきなり具合が悪くなっちゃったみたい。しかも「ワシはもう長くない」って、そんな……!
修験者さんの最後の願いは、故郷で見た真っ赤に燃えるような紅葉をもう一度見ることなんだって。
できることならその願いをかなえてあげたい、修験者さんを元気づけてあげたい。
けど、あいにく今は紅葉の季節とは違うし、そもそも私たちの住む「霞の里」には紅葉がないんだよね……。
困ったなぁ、どうしよう……。
©GoDo/「ひまわりっ!」製作委員会