生酒冷造

ゴーストハントの生酒冷造のレビュー・感想・評価

ゴーストハント(2006年製作のアニメ)
3.2
渋谷サイキックリサーチが手掛けた旧校舎怪奇現象調査が縁でアルバイトをすることになった女子高生ヒロイン。様々な心霊の悩みを調査することでヒロイン自身の霊感も覚醒しつつ同業者と助けあい事件を解明していく。。

原作未読。
映画「残穢」の原作者の作品だったのとYou Tubeで限定鑑賞出来たので拝見。。
残穢のイメージが強かったのですが、アニメのノリはシリアスよりも少女ホラー漫画のような構えだったので、キャピキャピした感じです。
また、前半こそ映画「ヘルハウス」の様相で心霊のウンチクが楽しいですが、後半はウンチクよりもホラーに寄せてきてます。まあ、段々過激になるのは仕方無いかもですが、段々ヒロインが孔雀王か!ってツッコミ入れたくなるほど強くなるのはチートですね。
ただ、昭和では漫画「恐怖新聞」やらアニメ「学園七不思議」の妥協無き心霊モノがある手前、
「最後に愛は勝つ」より「最後に悪は勝つ」ってエピソードもあった方が、より祟りの恐ろしさが際立つ内容もあったかも。
でも、仲間意識の駆け引きや共同作業は京極夏彦の小説モドキで楽しく鑑賞できました。
生酒冷造

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