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小林さんちのメイドラゴンSのもこもものレビュー・感想・評価

小林さんちのメイドラゴンS(2021年製作のアニメ)
4.3
平凡なOLの小林さんのもとに史上最強ドラゴン・トールがメイドとして転がり込むことで始まるハチャメチャ生活を描いた愛と友情溢れる日常アニメ

楽しくて愛おしくてじんわり胸に響く
アニメが好きになった頃の初心を思い出して、京都アニメーションの素晴らしさをまた感じさせられた
美しさに目が行きやすいけど、その作品、そのシーン、そこで伝えたいことに合わせて絵の雰囲気やテイスト、繊細に仕草や表情を変えるからこそ作品の最大限を引き出せているのかな
絵だけじゃなくて、アニメ全体の雰囲気からも
原作の良さを引き出そうとしていることが伝わる
純粋にその世界に入れるアニメってほんと素敵

突然小林さんの家にメイドとして転がってきたドールを始め、多くのドラゴンが引き寄せられてくるわけやけど、
ドラゴンであることの規格外さ
違う世界からきたことの常識知らずさ
一緒にいたいと思える人の素晴らしさ
帰る場所があることの大切さと幸せさ
そんなことを感じ取って笑ったりほっこり出来る小林さんとトールたちの日常が堪らなく愛らしい

話数の割にエピソードが多くて、
展開も早いし、面白さが止まらない
最大の魅力はキャラクターで
飾らない優しさを持つ小林さん
小林さんへの愛が深すぎるトール
あまりに可愛すぎる天使天使のカンナ
食べ物の誘惑に弱すぎるエルマ
唐突のヤンス口調に爆笑した滝谷
不器用やけど可愛いファフくん
物知りやけどド痴女な格好のルコア
子供の笑顔が大好きなイルル
ルコアのことが結局大好きな翔太
みんなみんな愛おしすぎる...!!!

カンナは可愛いって言葉で伝えられない程
可愛さ、愛おしさ、愛らしさに溢れてた
多分これが娘を持つお父さんの感覚なのかな笑
小学校に行く買い物する回と運動会の回と夏休みの回はカンナが沢山出ててとっても幸せ
箸が苦手なところも、セミとかカニを捕まえずに食べるところも、お願いするところも、むくれるところも、怒るところも、喧嘩するところも、スケボ上手いところも、罰ゲームでお腹さすりを要求するところも全部最高に可愛い
カンナの運動会の回は運動会に来て欲しいけどそれを飲み込むカンナと、行ってあげたいっていう自分の気持ちに気付く小林さんにほっこりした
小林さんが来ることになって嬉ぶ姿が天使
カンナのかっこいいところも観れて大満足
あと小学生の頃に運動会のお昼の時間で自分がどれだけ心踊ってたかを思い出してそれもほっこりした

エルマも可愛い
お店で選べず、事あるごとに悩む姿
トールと一緒にいることを願う姿
残念なようで優秀なようで、
食べ物が絡んだら残念なところも好き

「お前は当たりだ」

ファフさんと滝谷の共同生活もいいよね
この2人の相性が良すぎ笑
のりのりのファフさんがおもしろくて、
なんやかんやゆっても優しさが出たり
他人に影響されたりするところが可愛い

「トールとこういう話をすると
 なんていうか、重い...悲しい...
 言葉が通じ合るってことと
 わかり合うってことの差を見せつけられる
 生きてきた世界が違いすぎるってことを
 思い知らされる でも、だからこそ
 今一緒にいることを大事にしたいって
 思えるのかも」

小林さんを性的に好きなトール
ただ小林さんへの愛があまりにも
真っ直ぐで強いところが大好き
トールと出会って変われた小林さん
小林さんと出会って変われたトール
種族とか派閥とか親とか自由とか
そんなものに縛られないで
一緒にいたいと思える人と
一緒にいられる選択をできて良かったね
ちょろごんなところも可愛い
強くてカッコいいところも素敵ポイント

個人的に一番笑ったのはクリスマスの劇かな
まずファフさんが演出家にノリノリなのが面白い
劇の本番もファフさんの登場に耐えれへんかった
めっちゃ笑えたけどほっこりもさせられて
劇を観てる小林さんの表情がこれまたいい

1期最終話も印象的
ナズナの花言葉は"私の全てをあなたに捧げます"
トールがいなくなったことによる孤独...
孤独が当たり前じゃなくなった時の
孤独に勝る孤独感はないのかもな
このナズナの花言葉がラストで小林さんに抱きついた時にトールがいうセリフにも繋がってて素敵

「私は小林さんと一緒に
 老いていくことはできない
 いつかお別れするときが必ず来る
 それでも私は小林さんに会わなかった方が
 なんて絶対に思わない
 ただ いま この時間を大切に」

SuperでSupremeなSecond LifeがStartの
2期もさらに加速した面白さと変わらない作品の雰囲気に1期同様楽しませてもらった
「私に騙されてみない」の小林さんまじイケメン
トールvsエルマのガチ戦闘も好きで、
戦闘シーンのクオリティの高さに興奮した
エルマが漏らすトールへの想いにほっこり
ドッチボールとか組み手もそうやったけど
こういう規格外な要素があるのも楽しい
花火の時のトールと小林さんの会話も良かった
『青空のラプソディ』が流れるラストは最高に幸せで多分満面の笑みを浮かべながら観てたと思う

「何者になろうとしなくたっていい
 ただそのままであればいいって
 小林さんがそう気付かせてくれたんです」

楽曲もどれも素晴らしい
『僕らはみんな河合荘』で出会ってからfhánaが大好きで『青空のラプソディ』をずっと聴いていた自分にとってこの曲をOPで観れたことには感無量
2期のOPも大好きでヘビロテ確定やし、
EDもどっちも可愛いくて口づさんじゃった
3話のハート溢れた1期回想EDも好き

京都アニメーションの復活が喜ばしいです
2期第1話のエンディングロールで監督に就いた石原立也さんと共に絵コンテの制作者として武本監督の名前が記されていました
自分にできるのは作品を愛することなので
これからも作品たちを愛し続けます

⚫︎1期
OP : fhána 『青空のラプソディ』
ED : トール、カンナ、エルマ、ルコア『イシュカン・コミュニケーション』
⚫︎2期
OP : fhána 『愛のシュプリーム!』
ED : トール、カンナ、エルマ、ルコア、イルル『めいど・うぃず・どらごんず︎❤︎』
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