相変わらず原作未読のままアニメ2期を鑑賞。
原作未読者の立場からの感想としては、
・物語全体に抑揚がなく
・ご都合主義的で
・展開が安っぽくなった
と率直に思った。
1期はエマはじめとする食用児たちが、「あくまで子どものできる範囲で」知略や策略を巡らせ、ママを出し抜き辛くも「グレイス＝フィールド」からの脱出に成功するという心地よいバランスを楽しむことができた。
しかし2期はどうだろう？
お手製の弓矢と体術だけで銃を持った兵士や鬼と対等に渡り合ったり、およそ常人では渡れないだろう屋根の上をピョンピョン飛び回ったり。
いくら鬼ごっこで鍛えたり、ソンジュやムジカたちから生きるための術を習得したとはいえ、やりすぎではないのか。
作品の趣旨が一気に変わったような気がして、かなり冷めた。
上記に加え、原作から物語のカギとなる展開やシーン、登場人物も大幅に省略されているとのこと。
そりゃあ、ノーマンが急に出てきても何のカタルシスも抱けないわけだ…
アニメ最終回では、スライドショーよろしく原作の名場面や重要な展開を写した画像のみで全てが語られている。らしい。
(もちろん、原作未読の自分はなんのこっちゃ分からないのだが)
たしかにこれは、原作ファン激怒・Twitter炎上も頷ける。
1期が良かっただけに、とても残念。
でも逆に、原作はちょっと読んでみたくなった。
