3年生に進級した楓たち。今年もまた、結木と同じクラスになれると信じていた楓だったが、結果ははなればなれに…。結木が恋しくてたまらない楓。そんなおり、楓は同じクラスの住田光一という男の子から、とつぜん自己紹介を受ける。この男の子の正体は…？　楓たちをとりまく環境に、今新しい風が吹きはじめる!!

住田からまさかの告白を受けた楓は、彼のことが気になってしょうがない。いっぽうの住田は、はずかしがりながらも積極的に楓にアプローチをしはじめる。 そのころ、妖精界から、パピィが修行のため（？）人間界にやって来た。さっそく人間のパートナーさがしをはじめるパピィ。はたして、わがままなパピィがさがし当てた人間とは…!?

ムルモとのラブラブぶりを見せつけようと思い、住田をさそうパピィ。ところが、いつものようにうまい言葉が出てこなくて、ムルモと大ゲンカに。ついには「１週間で住田の楓に対する恋がうまくいかなかった場合は、ムルモの言うことをなんでもきいてやる」とパピィは自信満々に約束してしまう。はたして１週間以内に楓の心を住田にかたむかせることができるのか？　魔法じかけのパピィ特製恋愛大作戦が始まった!!

「音楽室からとつぜんピアノの音が聞こえ出す」というウワサが学校で大流行。不安に思う楓だったが、そんなある日、数学のプリントを学校にわすれてしまい、放課後の学校にとりにもどることに。こわがる楓だったが、そのとちゅう、図書館帰りの結木にばったり出くわし…。楓と結木、2人の恋のゆくえは？　そしてこの幽霊さわぎの正体とは…!?

毎朝のウサギ当番から外れて、いつものように結木と登校できるようになった楓はうれしくてしょうがない。そんな楓たちに、一緒にいた安純が突然、次の日曜日にボーリングに行かないかと誘い出す。いつもはみんなで行こうとなどとは決して言わない安純のこの行動に納得がいかない楓だったが…。安純の今回のねらいとははたして!?　またしても楓たちの間の三角関係に大事件ぼっ発の予感!!

サスケとハンゾーの魔法によって、住田と楓がキスをしてしまうはめに！　楓にとってはファーストキスで、しかもそれを結木に見られたことでショックをかくしきれない。その場を走り去り、翌日からも学校にすら行けないほどの落ちこみようの楓。そんな楓の元気を取りもどそうと、ミルモたちは立ち上がるが…。

妖精界では、今日から4年に一度の「恋人週間」。この間にキスをしたカップルは、一生いっしょにいられる伝説があるという。将来ミルモとの結婚を考えているリルムは、この「恋人週間」の間になんとかしてミルモとキスをしようと大ハリキリ！　ムルモと将来いっしょになりたいパピィもくわわって、「キス」をめぐる追いかけっこが始まった!!

おめあてのコミックの発売のため、書店にかけこんだ楓は、ひとりの少女と出会う。ひょんなことから知り合いになったこの少女・森下はるかは、以前この町に住んでいて、今回７年ぶりにもどってきたとのこと。新しい友達ができてうれしい楓だったが、実は彼女はなんと結木の幼なじみで、おたがい下の名前で呼び合うほどの仲だった。新たな恋のライバルの出現か!?

ミルモたちとの楽しい思い出を胸に、天国ですごすパンタ。人間界にもどりたいと天界長におねがいするが、方法はひとつしかないという。それは、その日の夕暮れまでにパートナーを見つけること。ただ、失敗すれば二度と天国にもどることはできない。意を決したパンタは、さっそく人間界へパートナーさがしに出かける。いっぽう人間界では、結木とはるかの仲を裂こうと、安純が楓やリルムをさそって同盟を組んでいたが…。

いつも親衛隊に追いかけられ、楓といっしょにいることができない松竹。そんな松竹は知らぬ間に楓に接近していた、ライバル住田の存在を知りショックを受ける。そこで松竹は、平井と３日間徹夜して作った「南さんラブラブアタック大作戦最終版」で勝負に出た！パンタの歓迎会を口実にパワーアップした松竹邸にまねかれた楓たち。いったいパーティーはどうなってしまうのか？そして、いつもとひと味ちがう松竹の作戦の展開は？

住田がはるかで、松竹が安純、そして結木がリルム？？？　大混乱の松竹邸。これを元にもどすには魔法を解くしかないのだが、それには、言うことを聞かず逃げ回るヒヨコたちを卵にもどさなくてはならない。金庫に地下室、トレーニングルームにマシュマロ部屋…広大な松竹邸を舞台に、気の遠くなるような追いかけっこがはじまった。

いつもこりずにミルモに勝負をいどむワルモ団。もちろん、ほとんど無視して相手にしないミルモだったが、ある日、幽霊が苦手だということを彼らに気づかれてしまう。さっそく、ミモモショップにかけこんだワルモ団は、秘密アイテムを手に入れた。そのアイテムで幽霊になりすまし、今日こそミルモに勝とうと考える彼らだったが…。

小さいころからマンガ家になることを夢見ていたはるかは、結木にもらったエンピツをお守りにして、つらい時もずっとがんばってマンガを描きつづけてきた。そんなはるかによび出された楓。彼女は自分のマンガを読んで感想を聞かせてほしいという。そのタイトルは「恋の行方はラブアタック！」。ハチャメチャな内容に、楓はビックリするのだった。しかし、週刊「ちゃあみんぐ」編集部へ持ちこめるようになることを目標に、結木もまじえ、毎週末はるかの家に集まることに。メキメキと腕を上げるはるかだったが…。

通学路にちょうちんがズラリとならび、祭りのしたくがされている。結木のことが好きだという自分の気持ちに気づいてしまったはるかは、いつものように登校中の楓たちの前で、とつぜんその想いを打ち明ける。おどろく楓だったが、彼女の真剣なまなざしを見て、おたがいライバルとしてがんばろうとちかい合うのだった。 楓に強力なライバルが出現したということは、住田や松竹にとっては今がチャンスだということ。そして、それぞれの恋をめぐる熱いバトルが、夏祭りを舞台にくり広げられることに…。

夏休みのある登校日。この日は、校内水泳大会の出場選手を決めることになっていた。泳ぐのが苦手な楓は浮かないようす。だが、いつものドジで女子メドレーリレーの第４泳者になってしまった。そんな中、自ら選手に立候補した住田は、１位になったら楓とデートができるよう約束をする。後を追うように選手に立候補する結木。松竹、安純、はるかも選手に選ばれた。 それぞれ猛特訓をして、いよいよ大会当日。結木と住田のレースは、接戦となるが…。

豪華クルーザーで松竹の別荘がある島「松竹アイランド」へ遊びに行くことになった楓たち。水着に着替え、大はしゃぎするが、結木はひとり、海辺の岩場へと消えて行ってしまう。そして夕方。まだもどって来ない結木をみんなが心配しはじめたころ、天気がくずれだしてしまい、結木は遭難してしまう。手分けをして捜索する一同。森の中でたおれている結木を見つけたはるかは、近くの洞窟に彼を運びこむ。 目をさます結木を、はるかはとなりで見守っていたが…。

公園によびだされた楓は、結木から衝撃の告白を受ける。あまりのおどろきに、なにがなんだかわからない楓。去っていく結木を追いかけた楓が目にしたのは、結木とはるかが２人仲良くほほえみあうすがただった。 ショックをかくしきれない楓。いつもとちがうようすの楓のすがたを見た住田は、彼女を動物園や遊園地へつれ出す。はじめはとまどう楓だったが、少しずつ笑顔がもどっていった。いっぽうミルモは、暗黒通販商品「恋心スイトール」を楓におくる。それは、恋心をすべてすいとってしまうというものだったが…。

自分の気持ちにあらためて気づき、前を向いて歩きはじめた楓。おなじくショックを受けた安純やリルムも、いつものようすにもどりはじめていた。恋のバトル再開!? と思いきや、なぜか楓は、結木とはるかの仲を裂こうとする安純のアタックをことごとくジャマして、はるかたちの仲をまもろうとするのだった。このままでは、結木とはるかの仲が深まるばかり。安純は、楓の行動が不思議でしかたがない。楓にはある想いがあったのだったが…。

しずんだ表情のはるかと、考えごとをした結木は、だまったまま通学。そこへ通りかかる楓。真剣なまなざしで楓を見つめる結木のすがたを見たはるかは、不安でしかたがない。 そのころ、なんとかはるかに元気を出してもらいたいと考えたパンタは、妖精天国へむかっていた。妖精天国のはずれにある「アヤシー門」という門におそなえものをしてねがうと、そのねがいごとがかなうという。だが、じつはその言いつたえはデタラメで、パンタはインチキ門番のワナにはまってしまい……。

学校帰り、はるかと結木は図書館へ。むかい合って本を読む結木に、はるかは思い切って「結木のことをあきらめる」と告げる。 そのころ、安純は楓と一戦まじえるべく、ヤシチと作戦をねっていた。安純も、自分なりの決着をつけようとしていたのだ。よび出された楓の前には、「恋心危機一髪」が置かれていた。これは、ハートの石を交代でにうめこみ、想いの強い方に人形が反応するしくみになっているもの。安純は、これで決着をつけるというのだ。

ミルモのマグカップが光り、楓の願いがかなおうとしていた。ただし、パートナーの願いをかなえ、修行を終えた妖精は、二度と人間界にもどって来ることはできない。そのうえ、パートナーを解消した人間には、もう妖精は見えなくなってしまうという。ミルモは楓に、帰ることをわすれさせる魔法をかけ、妖精たちにわかれをつげる。 いよいよ、結木との約束のとき。時計公園には、結木と楓を見守るため、みんながかけつけていた。想いを伝え合う２人。そして、ミルモにのこされた時間はあと１時間となり…。

ミルモが妖精界に帰ってしまったことに気づいた楓は、あわてて結木の家をたずねるが、パートナーでなくなった楓には、もうリルムのすがたも見えなくなっていた。しかも、ミルモは妖精界にももどっていないらしい。どうやら時間内に妖精界へもどれなかったミルモは、オキテやぶりの罰で、妖精のすがたではなくなってしまったというのだ。楓と妖精たちは、ミルモとのきずなを信じ、必死になってさがしはじめる。はたして、どこでどんなすがたになっているかわからないミルモを見つけ出し、元のすがたにもどすことはできるのか？