ふむふむ

スピードグラファーのふむふむのネタバレレビュー・内容・結末

スピードグラファー(2005年製作のアニメ)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

明らかに低予算で仕方ない点多数

せっかくの設定も見せ方が良くなく、理解し辛い

貧富の格差という設定はあんまり生かされていない
水天宮のバックボーンが唐突に明かされた感じがして盛り上がれなかった
脚本に問題あり
作画は最低品質
所々に穴がある
鼻マスクしてるゴロツキのセリフがカッコいい
前後の繋がりがはっきりしない
能力の設定がいまいちよくわからない・フェチズムが能力になるんだけどフェチズムの対象は誰でもいいのか?という疑問
2クールを使って間延びしている感がある
全体的に脚本とやりたいことが上手くまとまっていないのかな?
1クールには止めるか、前半と後半でテーマを深堀りするべきだった?

メモ:
1~4
貧富の差が広がり、スラムができるほどの日本が舞台。

主人公は元・戦場カメラマン。今は国内でパパラッチのようなことをしている。そんな中、ある依頼で政治の闇の陰謀に巻き込まれることに。

そこはとある秘密クラブ。日本一の資産を持つ「天王洲グループ」が政治を操り富を集め、いずれは日本を手中に収めるためのものだった。そこでは人々の欲望で溢れ、「儀式」を行うことで欲望を実現する能力を得る。

この作品には様々なフェチズムを持ったキャラクターが登場し、その能力に沿った能力でバトルをしていく。欲望をつかさどるクラブのVIPが今日キャラというのもおもいろい。設定自体は現代でも通用するほどのものだが、いかんせんキャラクターの掘り下げが足りず、バトル展開も単調で盛り上がりに欠ける。設定がいいだけにもったいない印象。

5~8

作画の低クオリティさが演出で足を引っ張る

敵が2話かけて登場するが、キャラとして弱く、掘り下げも足りなく魅力もない

戦闘はすこしマシになったが、描写が足りなく盛り上がりに欠ける

だが、囚われの少女を連れ出して主人公の掘り下げでフェチズムが判明して少し面白くなってきた

9〜12

少女との逃避行の中で女ボスの過去を追跡する

やはりバトルがあっさりしすぎというか、全然ワクワクしない
敵と戦っている感が画面から伝わってこない

作画、バトル描写以外はいいだけに勿体ない

カグラがとらえられ、シンセンのたくらみが動き出す
それは天王洲グループと結婚して全財産を手に入れる事だった

13~16

バトルは相変わらず

シンセンとの結婚式場から再びカグラを救い出す

どうやらカグラと接触するとウイルスが侵入し、遺伝子に適合すると能力が発現するらしい(仕組みはバイオハザードのよう)
主人公がどこで適性を持ったのかは不明

台詞はいいんだよな台詞は

主人公とカグラはお互いを異性として意識し始める

16話の金勘定は後々必要になってくるんだろう
でもちょっとシュール
敵側に少しでもクスッとする雰囲気があれば笑えたんだけど、シリアスな雰囲気でされると困惑がデカい

天王洲グループ総資産¥536,438,700,000,000
らしい

水天宮の過去回想が始まりそう
彼と主人公の間に因縁が...??

17~20

水天宮は親の借金で見売りに出された過去があった

水天宮の躍進は総理大臣の後ろ盾があってのものだった
水天宮達は何か仕込みのある製品を日本中に出回らせる

サイガ達は全国に散らばる反抗勢力・白い鷲と合流する
その一人である落合に集会での二人の証言を求められる

だがその集会は落合に仕組まれたもので、邪魔者達を抹消するために集められた

彼以外の者は皆全滅し、サイガは落合に追い詰められる

カグラは捕らえられ、秘密を探る女刑事も拘束される

21~24

首相によると日本の首相、マスコミ警察のトップも未必倶楽部の会員だという

水天宮とサイガがカグラのもとに駆け付け、カグラは水天宮に連れ去られ天王洲タワーへ

日本の闇によって水天宮の良心は自殺し、妹は風俗店に売り飛ばされ、自らは少年兵として売られ人生を金に翻弄された過去を持つ
地位を得て妹を迎えに行くも、すでに妹は元の人間ではなくなっていた
そして水天宮は妹を苦しみから解放する

水天宮の目的は秘密クラブで日本の膿と現金(600兆円)を一か所に集め、まとめてこの世から消すことだった

水天宮はカグラに自分の妹を重ね、二人が生まれて来た運命を呪い道ずれにしようと目論んでいた

そこにサイガが駆けつける
対峙するサイガと水天宮

自分の運命を呪い、何もかもを壊すことで復讐を果たそうとしていた水天宮は妹の死に対して後悔をしていた

最後、自分をかばい瀕死のサイガを見て、彼とカグラならまた違う未来があると考えサイガを逃がす

ラストは夢や希望を感じられるものだった
ふむふむ

ふむふむ