りゅうちゃん

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-のりゅうちゃんのレビュー・感想・評価

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-(2021年製作のアニメ)
3.7
パラレルワールドで最後に残った世界は救われたけど、少なくとも2個の世界は滅んでる。つまりAIが支配する世界線もある。
見方によっては少し歯痒さが残るかもしれない。
ただ、「芸術」(ここでは作詞)をすることがAIと人との境界で、そこを超えたAIが人になれたと演算し、AIを作っては壊す人を壊した。

そして、ヴィヴィが常に抱いていた「心とは何か」の答えがこの物語では「記憶」としていた。苦しみも喜びも全てが今の自分を作っているから、と。

その上で成し得る芸術、アート。

俺たちの仕事と呼んでいるものは何か。
俺たちが生きている世界は全然生物にとって豊かか。

人が人だけを想って生きると生きられないことを理解しなければならないのではないだろうか。