メモ魔

ぼっち・ざ・ろっく!のメモ魔のレビュー・感想・評価

ぼっち・ざ・ろっく!(2022年製作のアニメ)
3.9
重度のコミュ障ぼっちちゃんがバンドを通して自分の殻を破っていく話。
自分の成長をギターで表現していくシーンがどれもカッコ良すぎる。
バンド演奏時のぼっちちゃんのギター力が一瞬開花する瞬間がまじでかっこいい。
ただのインキャじゃなくてずっと心の中でインキャを卒業しようと努力してずっとから周りしてる感じがなんか好感持てるアニメだった笑

ぼっちちゃんが初めて接客できた時とかもうちょっとほって欲しかったかも。
周りからしたら取るに足らないこと、でも本人からしたら偉大で大きな一歩を踏み出せたってシーンだから。
0から1が1番パワーがいることだから。
人生に新しい風が吹いたんだってシーンだから。
もうちょっと演出欲しかったな〜。って思う笑

涙は今のところない。
虹夏の夢が有名になってスターリーをもっと有名に(お姉ちゃんのおんに報いる)ことってのが最新話で分かったから、それに向けてバンドは向かっていくと思うんだけど、今後の展開が気になるところ。
個人的には結局ぼっちちゃんのギター能力がやっぱり抜きん出過ぎていて、ぼっちちゃんだけプロからスカウトされる形になるんじゃないかな〜。

んで最初にぼっちちゃんが言ってたように、みんなからちやほやされて有名になりたいって原動力で今は動いてるから、その気持ちとバンド結束力との秤がどっちに傾くのかってところが物語の肝になってくる展開なんじゃねーかなと勝手に予想。

めっちゃ高評価だったからかなり期待してみたんだけど、、、
ネタパートは確かに面白い。
画力が著しく低下するし、ぼっち独特の考えがどこか過去自分も感じたことのある感情でニヤニヤしてしまう笑

演奏パートもかっこよくて好き、、、
なんだけど涙ながらに見たシーンはついぞなかったな。
どんなジャンルでも心を動かされると涙出るタイプなんだけど、そこまでには至らなかった。

暫定
3.7点
ネタパートはほんとに好き笑
ぼっちちゃんのメモとかキャラクターメモに色々記してある〜

あ、あと後藤ふたりちゃんが可愛すぎる。
後藤ふたりちゃん5点!!!

2023.0103 全12話視聴
ぼっちちゃんが大勢を前にして笑顔で演奏してるだけで成長を感じてうるうる来る。
自分の夢見た舞台で予想以上の力を発揮できた時の開放感って凄まじいよね。その感情が言葉じゃなくてBGM無しの息遣いに出てて良かった。

しっかり最後にネタパートとしてダイブかますぼっちちゃんも最高だった笑

それにしてもこのアニメは演奏中のキャラがもうぬーるぬる動いて目が離せない。
通常パートの倍くらいコマ割いてるんじゃないの?ってくらい演奏中の[楽器だけじゃなくて体ごと使って音を表現しよう]ってゆー心意気が伝わってくる。
特に北ちゃんがボーカルやりながらギターの手を目で一瞬追うところまで再現してるのが個人的にはめちゃくちゃ良いなって思った。こーゆーギリギリ気づけるような細かい所にも全力で打ち込んでいく所が日本のアニメの良いところだな〜ってめっちゃ思った。

総評
古いアニメって主人公がハツラツ元気で自分から周りを巻き込んで世界を構築していくいわゆる陽キャ属性が多かった。だからアニメは夢や理想を映す鏡みたいなものとして世の中に浸透してた気がする。でも最近のアニメ、特にこのぼっちざろっくとかは、ごく一般的な主人公が[自分も近い将来こーなりたい]って思うところから地道な努力でそれを勝ち取っていく展開が主流な気がする。アニメの本流は理想を映す鏡から、努力してできないことなんてないんだってゆーリアルに近いメッセージを視聴者に与える形になってきてる気がして個人的に好き。
自分もこのアニメを見て、[新しいことやってみよう]って気に【悲しいかな恐らく一時的にだが】なってる。

このアニメレビューを始めたのもこのアニメが努力と殻を破り世界を広げることの美しさを教えてくれたから。

んー、3.9点!!!
ネタパートも演奏パートも高レベルな仕上がり。
特にネタパートは独特な手のぬき具合で毎回笑わせてもらいました笑
演奏パートの細かい描写にも関心。
ただしぼっちちゃんが自分の殻を破る第一歩、きっかけとなったシーン(確かチケットをお客さんに渡すシーン?)とかはちょっと気になった。普通にコミュ症な自分だからこう思うだけなのかもしれないけど、周りからしたら[そんなこと社会でたら普通だし人に喋りかけるくらいで何騒いでんの]ってことなんだろうけど、当事者からしたら全く新しい世界に踏み入れるようなもので、、、だからぼっちちゃんからしたら大きく偉大な一歩なんだってバックボーンとか表現をもうちょい細かくやってほしかった。
感情移入への誘導が今一歩足りなかったかなって思ったので3.9点。
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