性格的に他人の中に入っていけず、ぼっちで高校生になった後藤ひとりが、中学から独学で始めたギターを抱えて登校したその日、下北沢で緊急ライブ出演!そこから人生が転がっていくひとりちゃんことぼっちの物語。
初めての様々な経験にキョドるひとりちゃんの表情はまさにアニメならでは。こんな気持ちになったことがある人が描いてるのかなあと思いを馳せる。コミュ障ならではのズレた価値観、行動。誰もが少しは持っている対人スキルへの劣等感は、上手く描かれていたと思う。
…な初見のあと、Netflixで2023年10月くらいに「そろそろ終わりまっせ」メッセージが出ているのを見て、世のぼっちブームくらいは知っていた私は2回目を拝見。わたしったら何を見ていたんだろうと思わざるを得なかった。ひとつの楽器をひとり(orふたり)で担当し、4〜5人グループで曲を奏でるという大変なことを、オーディション、路上、ライブハウス、体育館と箱が大きくなるとともに成し遂げ、精神的にも成長していく物語だったのだ。同じ生命体とは思えない形状のこともあったり、突発的に良くなった後のダウンが激しかったりするんだけども、わたしはやっぱりぼっちちゃんが好き。ずっとピンクのジャージを着て押し入れから愛をこめてギターを奏でて欲しい。いろいろ言いたいことはあるんだけど、YouTuberもこぞってコメント動画出してるし、それ以上のことは言えんと思う。
なによりNetflixの「〜月まで」が結果なくなって、今も見れるということが素晴らしいと思う。おかげさまで何周したことか。アルバムも買ったし、円盤どうすっかな。