エピソード06
夏のロケット
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あらすじ
期末テストの結果が張り出された。このままではみんなと同じ高校に行くことができないと、自分の成績にあきれる望。 帰り道、桜月姉妹の車で送ってもらうことになった望は、彼女たちがこれから夏期講習の申し込みに行くと知り一緒に行くことにする。塾には一条姉妹もいて、彼女たちはそこで小学生時代の同級生、桧山優也と会話を楽しんでいた。優也は望の友人でもあり、久しぶりに彼と話した望は優也が幼い頃の夢を実現させるために航空宇宙学科のある東西大学付属高校を希望していることを知る。まだ志望校を決めていない望は焦りを感じる。 みんなに合わせて夏休みの間、塾へ通うことにした望だが、学力別のクラスのために誰とも同じクラスになれない。一方、優也は一条姉妹や桜月姉妹と同じクラス、ひとり置いてけぼりをくらったような感覚にとらわれる望。 そんななか、優也がペットボトルロケットを飛ばすところを見せてあげるから海にいかないかと提案するのだった。一条姉妹と3人で海に行く約束をしていた望は気を悪くしてしまう。海についても一向に機嫌は直らない。そんな望を心配して、桜月姉妹は車で帰るのではなく自らの意思で望と一緒にバスで帰ると剣持さんに告げる。バスの中、望のことを一生懸命に応援する桜月姉妹は、突然、彼に向かって来週うちの別荘に来てほしいという。 そのことばに自分だけが誘われたと思いドギマギする望だっが……