エピソード13
春遠からじ…

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あらすじ
桜月姉妹が転校すると聞いてもなお望の気持ちはハッキリしない。みやびに自分の曖昧さがみんなを傷つけ、こうなったのも自分たちと同じ目にあわせようとする双子塚の祟りのせいだと話すが、逆に「真剣に思いを寄せてくれてる女の子たちから、祟りなんて言い訳して、逃げようとして!」といわれてしまう。そして、ちゃんと彼女たちと向き合い、いまできることをしなさいとも諭され、何かを決意した望は桜月姉妹のもとへと向かう。
その頃、桜月姉妹は剣持に連れられて転校の手続きをしにでかけるところだった。そこへ望が現れて2人が乗るリムジンを懸命に追いかけるのだが、剣持は無視したまま運転を続ける。車内では桜月姉妹が何度も「止めて」と訴えるが聞き入れてもらえない。そのとき自転車のチェーンが外れて望が宙に投げ出されるという事故が起きるが、それでもなお転校の取りやめを訴え続ける。剣持が転校に至った理由を話し始めると、駆け付けた一条姉妹から「勝手すぎる」と非難の声があがる。困惑する剣持になお意見する2人は、桜月姉妹とは友達だからこそ転校してほしくないとも訴えるのだった。 いつの間にか同級生たちも集まり、必死になって転校しないでほしいと訴える。
その姿に剣持は一通の手紙を懐から取り出し読み始める……。季節が過ぎ、3月末のある日。それぞれの進路も決まり一段落した頃に双林寺では祝賀会が開かれ、望がいままで出会った双子たちも集まって……。
©双葉ひな・ささきむつみ・アスキー・メディアワークス/双恋製作委員会