グレートマジンガーの56の情報・感想・評価

エピソード56
平和の鐘よ 勇者の頭上に鳴り渡れ!!
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鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

グレートマジンガー 第56話 平和の鐘よ 勇者の頭上に鳴り渡れ!! 完全に兜甲児が主役になっている。父の死を乗り越えて捨て身の覚悟でブレストファイヤーを撃つ姿が泣ける。ここにきて兜甲児の親子関係という新しい要素が加わるとは思ってなかったな。そこに仲間が集まってくる流れがアツく、チームを引っ張るリーダーとしての頼もしさにあふれている。やっぱ兜甲児こそヒーローだよ。 一方、最終回にもかかわらず剣鉄也はまるでいいとこが無くてビックリした。ひがみ根性で揉めて、ボロボロにやられ、歩兵相手に手も足も出ない体たらく。ボロットですらきっちりコメディをやりつつ要所要所で活躍してカッコいいとこ見せてたのに。剣鉄也はマジで嫌いだけど、ここまで来るとさすがに同情する。 兜剣造が剣鉄也を息子同然に想っているのが描かれたのは良かったね。シローに父だと明かさなかったのと同様に本心を打ち明けない性格に一貫性があるし、剣鉄也の孤児設定から始まった問題を解決する美しいストーリー。人格者の弓教授に後を託すのも、分相応をわきまえて身を引く男の散り際って感じでカッコよかった。 弓さやかが父の静止を振り切って出撃するのも良かったね。父を喪ってなお立ち上がる兜甲児、父の亡骸を前に泣き崩れるシローと合わせて、親離れする子供たちの姿が切ない。祖父から受け継いで始まったマジンガーの物語が、こんな美しく完結するとは。感動しちゃったよ。 それはそれとして、闇の帝王が完全にスルーされて終わったのは…あれっ?地獄大元帥の正体が宿敵Dr.ヘルだと知らずに倒しちゃったのも肩透かしだし、敵が残っている状態で「平和になりました」って、なんか力づくな気が…?
ボム5

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