御先祖様万々歳!の1の情報・感想・評価

エピソード01
悪婦破家
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あらすじ
四方田家は、サラリーマンの父、甲子国(42歳)専業主婦の母・多美子(38歳)、1人息子・犬丸(17歳)という、典型的な現代の核家族。そこへ、ある日突然、犬丸の孫だという美少女・麿子が訪ねてきた。彼女は、タイムマシンを使って、憧れのご先祖様である犬丸に会いにきたのだという。この時から、四方田家の崩壊が始まる……。
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kkkのk太郎

kkkのk太郎

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ある晴れた春の日、埋立地に建つ高層マンション。そこに住む四方田家の呼び鈴を、黄色い大輪の花を思わせる少女、麿子が押した。彼女は自分が四方田家の長男、犬丸の孫であり、38年後の近未来から来たと言い張るのだが…。 押井節全開。中身がある様な無いようなダイアローグとモノローグで、最初から最後まで一気に押し切る。日常を切り裂く麿子は『うる星やつら』(1981-1986)のラムちゃんであり、埋立地での倦んだ日常は『パトレイバー』の初期OVA(1988-1989)を思わせる。音楽は川井憲次、録音演出は千葉繁、OPアニメーションは南家こうじ、声優にも馴染みの顔が揃っており、まさに押井濃度100%といった面持ちの問題作だわこりゃ。 作画枚数の少なさは台詞と演出でカバー。 役者は4人、場所をマンションの一室に限定し、背後の大きなガラス戸には不気味な程に青い空が映る。基本的にカメラは一方向から、4人を同時に捉える様にセットされており、セリやスライド床など舞台演劇のライブビューイングを思わせる作品となっている。 リソースを抑えながらも、それにより最大限の効果を産み出す。これぞ匠の技であります。 バットとアイアンを手に対峙する親子など、ホームコメディでありながら流れる空気は不穏。この奇妙さは森田芳光の『家族ゲーム』(1983)が元ネタか。 キャラデザや世界観がTVゲーム「リンダキューブ」(1995)にそっくりなので、てっきりそちらもうつのみや理が手掛けているのかと思ったが、全然違った。ただ「リンダキューブ」の田中達之はうつのみやの影響を受けている(Wikipedia調べ)らしいので、まぁ遠からずか。
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