御先祖様万々歳!の2の情報・感想・評価

エピソード02
酒池肉林
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あらすじ
未来からタイムマシンでやってきた自分たちの子孫だという麿子のために、甲子国と犬丸の親子は一軒家を買い、3人で一家団らんのホームドラマを楽しんでいた。ところが、そこへ、時間渡航者の掟を破った麿子を捕らえようと、タイムパトロールの室戸文明が現れた。その時から、四方田家は戦場と化した……。
コメント1件
kkkのk太郎

kkkのk太郎

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多美子が去り、麿子が加わった四方田家。甲子国と犬丸は、御家に尽くす麿子をいたく気に入っていた。しかし、「歴史不介入の原則」を破った彼女を追うタイムパトロールの室戸文明(38歳、独身)が、家族の平穏な団欒を破る…。 舞台調の画面設定はそのまま、家族の住まいは高層マンションから一軒家へと移る。これに意味はあるのか、それともただのギャグなのか…? 21世紀中葉、家庭崩壊の20世紀末への反動からか、“御先祖様万々歳“な御家第一の思想が流行りを見せる。 麿子は丁度今頃の時代からやって来ていると思うのだが、果たして“御先祖様万々歳“の世は現実に訪れるのか。このまま右傾化が進めばあるいは…。 室戸文明の声は、これまた押井作品の常連である玄田哲章。基本的には会話劇である本作だが、これが成立するのは役者の演技力がずば抜けて高いから。全員未だに第一線だもんな…。 ー元来“家“とは排他的かつエゴイスティックなものだ。それが“時間“という枷から解き放たれた時、どの様な存在と化すか…。(略)新たなる国家の誕生だ。ー ー国家は、己の内部に新たなる国家を欲しない。なぜなら、国家とはそれ自身に根拠を持ち、唯一無二であることをその絶対条件とするからだ。“家“とか“家族“とか、そういうものはただ国家の底辺を成し、その基盤を支える為にのみ存続すべき集団に過ぎない!ー by室戸文明。 押井節炸裂な家族論&国家論。タイムトラベルにおける歴史改変がなぜ禁じられているのか。それは国家にとって都合が悪いからだっ!というロジックは、これまでにない切り口かも。左翼活動家時代の押井監督の血が騒いでますな。 今回のマクラは、絶食状態の中、極寒に耐えながら卵を温めるコウテイペンギンの父親について。毎回そのエピソードの概要を「鳥」になぞらえて述べるというスタイルなのですな。 前回のマクラが「カッコウ」だったということは、麿子には何か裏がある…?
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