このレビューはネタバレを含みます
あとの0.2は幸せになるなら付けたい。
罪の意識のない罪人は、親友と過ごすことで夢見た世界を作り出そうとした。親友と世界のためにと言いつつも、結局は自分の理想のため。己の中の、己だけの正義のために。極悪。
ただの女の子が、決意と凄みを持って生きていく。一族と同じ生き方をしたことで父含め、自分を取り巻く世界への愛情が芽生えたのかなと思う。
罪人の理想の世界が完成はすることは阻止されたものの、その途中段階の世界でみんな幸せになれればいい。でも、それは罪人の手のひらの上の幸せなのかもしれない。
血脈の因縁は終わらない。