初回で観ただけではおもしろさが絶対わからないヤツ。
第一話観た時はハッキリ言って何がおもしろいのかさっぱりわからんかったですけど…
第四話あたりから全体の流れみたいなのが理解できてきて、そこからは止まらなくなった。
えらい特殊な作画と、独特且つ昭和的で文学的なセリフ回しでさらに目が離せなくなった。この早口すぎる会話劇もクセになる。
これだけ後を引いてハマってしまったアニメはなかなか無いと思います
バラ色のキャンパスライフを夢見た主人公が結局どこに行き着くのか…こういう妄想ばかりしている主人公みたいなヤツ観てて自分と重なりすぎてなんかえらいデジャブ感ハンパなかった。
舞台が明らかに京都の祭りとか、バラ色のキャンパスライフ語っている舞台もなんかそれっぽなぁとか思っていたら、制作協力者に思い切り京都大学が入ってた。
学生時代に無為に過ごしていたなぁと少しでも思う人に刺さるし、隣の芝が青く見えてしまう自分に共感する人にもまさに刺さる。
この世界に一度でいいから住んでみたいと思わせてくれるのスゴい。
そして最終話の語るに値しない話しの存在をあえて匂わせる意地悪さもとてもクセが強い。
とにかくこれは初回でつまらないと思っても絶対に最終話まで観るべきヤツ。
猫ラーメン食べてみたい。