鋼鉄ジーグの26の情報・感想・評価

絵コンテや作画の品質が高い回。目のクローズアップで上手〜く場を保たせて緊張感を煽る手際の良さ。主人公の家計が火の車で母親が働いているのを目撃する息子視点の居た堪れなさ。二話連続で母親の呼びかけで奮起する母LOVE。ジーグの顔半分が宙の顔になる窓を射った内面描写。 弓兵が宙の心臓を貫く時に弓を構える影で表現するのがカッコ良かった。しかしトドメを刺せなかったのが分かってからハニワ幻人に変身するワンカットの迫力。全体的にカメラワークに工夫が凝らされていて、ハニワ幻人の巨大さを見せるアオリとかね。 よく主人公と絡んで「若大将」呼びをする若者が居候で名前が「チビ」だったのを家計が火の車で家出してから初めて知った。それくらい存在の希薄さ。 銅鐸が宙の身体に埋め込まれているのを母親のポロッと話してしまうのと反応で本人が悟っていくのが良かった。銅鐸を埋め込まれた運命を受け入れるラストカットが印象的。