ブタブタ

センチメンタルジャーニーのブタブタのレビュー・感想・評価

センチメンタルジャーニー(1998年製作のアニメ)
4.0
先日のバイオハザードの箸にも棒にもかからないCGアニメを見たら何故か本作を思い出した。
ゲーム→アニメという流れは多々あれど12人の登場キャラクターひとりづつ一話使って独立した全12話という実に実験的なアニメ。
セガサターンの恋愛シミュレーションゲーム『センチメンタル・グラフティ』の美少女キャラクター12人のオムニバス。
原作の恋愛シミュレーション・ゲームは『ときめきメモリアル』の大ヒットに続けとばかりとにかく大規模宣伝とメディアミックス展開は予算も気合いも入ってた。
声優は全て新人及び一般オーディションで12人の声優からなるSGガールズなるアイドルユニットによるコンサートやイベント、実写とアニメ(ゲーム)の両展開など今で言うラブライブの先駆けでもあった。
当時目黒で働いてて、さくらや目黒店(とっくに閉店)に行くとゲームはまだ発売してないのにフィギュア初めキャラクターグッズが鬼の様に売ってたっけ。
ゲーセンに行けばUFOキャッチャーもセングラ景品が今の鬼滅並に種類が揃ってた。
そして肝心のゲーム自体の発売が遅れに遅れ、発売した時はブームは去っていたという本末転倒な結末を迎えた。
SGガールズの声優さん達はプリキュアになった人、ちびまる子のお姉さんになった人、今も現役の人もいるけどほぼコレ一作で止めた人も多数。
数年後にセンチメンタルグラフティ2(大失敗作)等のゲームや小説など続編作品が散発的に発表されるもあの頃の「祭り」の再燃はならず。
しかし発売から20年の2018年には20周年記念イベントが行われてアニメの劇場での上映やラジオ番組のスペシャル版、イベントなど当時からの根強いファンはまだまだいる事が分かり非常に感慨深かったのを思い出しました。
ブタブタ

ブタブタ