かふぇおれ

カウボーイビバップのかふぇおれのレビュー・感想・評価

カウボーイビバップ(1998年製作のアニメ)
4.5
元刑事のジェット、元イカサマ師で過去の記憶がないフェイ、天才ハッカーのエドと犬のアイン、そして元マフィアのスパイクら賞金稼ぎを載せたビバップ号が宇宙を駆け巡る。

位相差空間ゲートの事故により月が抉れ、その破片が地球に降り注いだことで人類の宇宙開拓を余儀なくされた世界線。香港風のノスタルジックな雰囲気と近未来の世界が不思議とマッチしてた。基本1話完結で各キャラの過去が明らかになっていくオムニバス形式で見やすかった。曇った過去に生きるスパイクとビシャスの因縁が少しずつ明らかになっていく構成も25,26話で少し駆け足に感じたけどまとまってて良かった。
ストーリーに加えて何よりも楽曲が良い。ハードボイルドな作風と合っててめちゃくちゃカッコ良かった。SF×西部劇×ハードボイルドの組み合わせはもちろん最高。シリアスさとギャグの塩梅も良い。スパイクとジェットの互いに信頼しつつもベタつきすぎない関係性も絶妙だった。なんなら信頼してるからこそ言葉足らずで擦れ違うことがあるのも良い。個人的にはジェットと元恋人アリサの時の経過を描いた10話「ガニメデ慕情」が1番好き。
オープニング良すぎて毎回飛ばせなかった。
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