かふぇおれさんの映画レビュー・感想・評価

かふぇおれ

かふぇおれ

ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.0

香港警察のチェンvs麻薬の密輸組織、組織の美人秘書を検察側の証人として護衛するも、同僚殺しの濡れ衣を着せられて......というストーリーは一旦置いといて、とにかくカンフーアクションが最高だった!>>続きを読む

ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.7

人口爆発と環境汚染でもはや飢饉みたいな2022年アメリカ。ある日、合成食品ソイレントグリーンを販売するソイレント社の幹部が自宅にて遺体で発見される......。

初っ端から地獄みたいな世界観のディス
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

原発事故当時の現場とそこで命を懸けて働いた人々を描いた物語。政府や東電の本店の描き方だったりで賛否あるのを納得した上で、1作の映画として良かったと感じた。(正直東電の体質やら政府の対応のやらの良悪を描>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.1

長崎のスタンド・バイ・ミー。死体ならぬイルカ探しってめちゃくちゃ平和でほのぼのしてて良い
長崎出身でも無いし昭和は生きたことも無いけどなんでこんなに懐かしく感じるのか……。にしても100円玉1枚の価値
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.4

……これPART1,2で分ける必要なかったんじゃ……。Part1で長い時間かけた割にキャラの堀りが浅くて、Part2でも多少良くなったとはいえほとんどのキャラに感情移入出来なかった。もはやテンポ重視で>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.6

観よう観ようと思って気付いたら上映期間終わってたのでやっとこさ配信にて

ストーリー自体は大金を引き出して高飛びできるか、それとも追っ手の組織やら警察やらに捕まるかでシンプルだけど日本の身近な感じがあ
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

愛と暴力が混ざり合った作品で分からない部分も多少あったけどとにかく沁みた……。

最初はなんでタイトルがHANABIじゃなくてHANA-BIなのかと思ったけど花と火なのか。同僚の堀部と西、生と死、愛と
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.0

任侠もの好きだけど如何せん組織図がややこしい!!笑
反社勢力へのトラウマを持つ警官出月が極道への潜入を命じられる。潜入先の東鞘会では5代目会長が獄死、6代目の神津は暗殺。後継者の十朱と先々代の息子で6
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

観ててとにかくキツくて辛い戦争映画だった。映画とは思えないほど戦争がいかに非人間的で残酷な行為なのか肌で感じさせられる。戦場や塹壕戦の描写は割と淡々としてて、鉄と死体の冷たさが画面から伝わってくるよう>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

3時間近くあって尚アクションの要素が濃いからもはや飽和アクション量に到達してて面白かった。それぞれのキャラクターに訪れる報いとシリーズの帰結。

ジョン・ウィックと旧友ケイン、そしてシマヅの関係性がめ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

愛犬の敵討ち、誓印が火種の争いときて今度は主席連合から狙われて殺し合い。
厄介事にケリを付ける為に厄介事の種を植えてもう地獄みたいな生活のジョンウィック。殺し屋組織にもトップの首長に事務員、裁定人が居
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

興行師P.T.バーナムの成功を描いた実話ベースの作品。実話を基にした伝記系の作品って名作が多いイメージだけど今作も例に漏れずめちゃくちゃ良かった……。

今でも割と耳にするThis Is Meだとか
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

Facebook創設者マーク・ザッカーバーグと共同設立者エドゥアルド・サベリンの物語。
株式保有率や経営方針とかの企業いざこざで葛藤し衝突する2人とその間に入り込む起業家ショーン・パーカーの関係性がも
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.7

1作目でようやく犬と車の復讐を果たせたかと思いきや今度は誓印を理由にした依頼を断って家を爆破され……1週間も経たずにまた災難でジョン・ウィック不憫すぎる

防弾スーツを仕立て武器を吟味するシーンが最高
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

30歳を目前に控える劇作家ジョナサン・ラーソンの伝記作品

ミュージカルに疎くてRENTも名前だけしか知らない程度だったけど楽しめた。
才能が世に発見される前の焦燥、葛藤、嫉妬に当時の社会情勢を交えて
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変な家(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

家の奇妙な間取りをテーマにしたサスペンスかと思いきやまぁまぁホラーだった。あからさまな静寂⇒びっくり描写が割とあってホラー苦手な自分的にはなかなか体力使う作品……

室内で繰り広げられるサスペンス…と
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

愛車を奪われ、愛犬を殺された男の復讐劇

ストーリーがとにかくシンプルでメインのアクションを邪魔してないのが良い。埋めてた武器を再び掘り起こす所とかホテルでの会話とかロマンしかない。てかキアヌはどのシ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

凄腕ヒットマンのアクション映画かと思って観たら割と淡々と物語が進んでた。
殺し屋の復讐劇がメインというよりも殺し稼業から足を洗う幕引きの物語って感じがした。
即興はよせ、感情移入はするななど殺しの掟に
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

「原爆の父」ロバート・オッペンハイマーの栄光と苦悩の物語

ノーラン作品だし早く観たい…けどそもそも上映されるかも怪しい、例の夏のミーム騒動、やっと上映決定、作品賞受賞と観るまでに色々なことがあって映
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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.2

平和を維持するために暗躍する諜報機関チャーターの諜報部員レイチェルが奪われた組織の超重要な量子コンピュータを取り戻すべく奮闘。

チャーターがMI6よりもさらに上位という感じで描かれてるけど作中通して
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.9

2050年から失踪した妻を探しに時間旅行⇒2018年に行くはずが誤って2022年に不時着、過去の自分と出会う。

ショーン・レヴィ×ライアン・レイノルズのフリーガイが最高なもんだから勝手に期待値上がっ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

天才指揮者レナード・バーンスタインとその妻フェリシアの生涯を描いた物語

自分が音楽的な知識と感性が果てしなく貧相な事もあってレナードが如何に凄い指揮者なのか全く分からない分ストーリーはのれない部分も
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.3

ビートたけしの自叙伝「浅草キッド」を監督・脚本劇団ひとりで映像化

ビートたけしは勿論、深見夫妻がこれまたかっこよすぎる。どこまでも芸の人であり続ける師匠と一筋で芯が通ってる妻の麻里の魅力的で粋な生き
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.5

長きに渡り宇宙を統治した王国が王族を暗殺され、元老議員に権力を奪取されたことで益々暴力的な支配を拡げる。
主人公コラが住む辺境も例外ではなく、革命を起こすために仲間を集めることに……。

あらすじだけ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.9

倫理観を丸ごと捨て去りスクープを追い求める報道パパラッチ。最初は純粋なジャーナリズムが…とかじゃなくて序盤からもう良心が外れてるのが面白い。
終始それっぽい言葉と理屈を並べて上っ面の主人公の浅はかな感
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.3

小学生の頃に地上波かなんかで観た時は戦争って嫌だね程度の解釈で終わらせてたけど改めて観るとまた考えさせられる。

2004年にある青年が祖母の死をきっかけに臆病者と呼ばれた特攻兵の祖父について調べる現
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

麻薬カルテル撲滅のために引き抜かれたFBI捜査官のケイトとCIA側のマットで守るものは最終的に同じでも守る手段や正義は違う。この時何が善で何が悪なのか、法律が善の絶対的な基準なのか考えさせられた。にし>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

日本に蔓延る不正を問題提起しつつサスペンス映画やエンタメとしての面白さもあって良かった。
ぐーたら社員のパワハラ告発から始まったと思いきや会社ひいては下請けから親会社まで企業グループぐるみの不正隠蔽に
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.3

内なる狂気と憎しみを包み込む理性と良心に知らぬ間に✕‬印を切り込む間宮の恐ろしさ。そしてそれでも夢中になって観てしまうこの映画そのものも同じような恐ろしさがあって良かった。
教祖、伝道師、信者と宗教の
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.5

妻と離婚し子供とは不仲で、子のアレルギーも子守唄も知らない主人公。そんな頼りない主人公と家族の逃走の中で少しだけでも変化する関係性がスピルバーグ本人と重なってグッとくるものがあった

ゴジラのような怪
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

とあるコインランドリーを経営する家族が突如としてマルチバースを舞台に壮大な敵に立ち向かうことに。と思いきやどうやらその敵は自分の娘だそうで……。エブリンとその父、夫、娘の関係性が存分にストーリーに詰め>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

4.0

六子の結婚、一平と淳之介の成長と三部作の3作目に相応しい旅立ちの物語
キャストが成長して声変わりやらで演技大変だったろうな
1作目からのオマージュもあったりして良かった。東京タワー建設から始まった物語
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ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

3.9

今回は茶川が芥川賞に向き合う流れが中心となったストーリー
前作からの茶川とヒロミの関係だったり小日向文世演じる川渕だったり、新しく登場した美加だったり割と要素がてんこ盛りだった

最初のゴジラがオマー
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

4.2

小さい頃に少し観たくらいだったけど改めて観てもやっぱり良い映画

当時の街並み、町民の距離感、情熱が正しくこのイメージだから世界観に入り込みやすかった。ゴリゴリの平成生まれの自分にとって、もはや昭和の
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.6

IMAX先行上映行ってきました!(何気に初のIMAX)
まさに映画館のための映画って感じだった。ここまで来たら今後の映像表現ってどう進化するんだろう

前評判が良すぎるのもあってハードルが上がってるし
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

独り身を収容するホテルでは45日以内に交際成立しないと動物に、独り身の組織では交際したら罰執行と両極端にも程がある設定が面白かった
異性との共通点に惹かれる一方で、共通であることを強いる風潮と集団ある
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