『ぼくの名前は、バジャ。みんながそう呼ぶから、たぶんバジャ。 小さいとき外からここへ来た。生まれたときのことは、よく覚えていない。』 夢にあふれるアニメーションを作っている「KOHATAこはたアニメスタジオ」。 バジャはこのスタジオで、アニメを作る人たちに育てられています。 スタジオの外には池に浮かぶアヒルの友だち。楽しくて、幸せなバジャの毎日。 人びとがスタジオからいなくなった夜。 バジャがふと外をのぞくと、アヒルの友だちが猫におそわれています。 バジャは友だちを助けることができるのでしょうか。 夜の不思議な冒険がはじまります!
夢にあふれるアニメーションを作っている『KOHATAこはたアニメスタジオ』 バジャは友だちのガーちゃんと一緒に楽しい日々を送っていました。 そんなある日、バジャはカナ子たちが楽しそうに『海』について話しているのを聞きます。 「ぼくたちも、いつか行けるといいね……海」 その夜、バジャはココの魔法で海を見せてもらいます。 さまざまな生きものが暮らす青い海に感動するバジャ。 しかし、ギーは荒れくるう黒い海をバジャに見せます。 それを見たバジャは、すっかり海が怖くなってしまいました。 「ココのウソを見抜け。……海は青かったか?」 さらに、ギーはバジャに真実を教えようと、ガーちゃんを真っ黒な海の中へ! 波にさらわれたガーちゃんを見つけ出せるのはバジャしかいません! 「海は恐いけど、ボク、行かなきゃ」 バジャはどこまでも広がる大きな海で、ガーちゃんを見つけられるのでしょうか? 真夜中のスタジオで、誰も知らない冒険が始まります!