ヴレア

キャロル&チューズデイのヴレアのレビュー・感想・評価

キャロル&チューズデイ(2019年製作のアニメ)
4.4
最初はとにかくオシャレな音楽系のアニメが始まったなという印象で、おまけに未来の火星が舞台というSF設定まであって、とにかく先が読めないし夢中になりました。

純粋に2人の少女がバンドとして成功していくという物語はとても面白くて良かったのですが、後半になるに従って、大統領選だったり移民問題だったりスケールのでかい設定が盛り込まれていてちょっと思ってたのとは違うなぁとは感じましたね。
しかも壮大に風呂敷を広げた割にはその顛末がちゃんと描かれていなかったりで消化不良な所もありました。

ただ、これまでにないジャンルのアニメだと思うし、普段と歌唱時の声優を変えるという斬新な試みや、海外のアーティストによって制作された楽曲の数々はとても魅力的で、その並々ならぬ音楽に対する本気度は凄く伝わってきたので、観て良かったなと思えるアニメでした。
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