正直MAPPA制作（マーレ編以降）のアニメには毎回不満タラタラだったんだけど……完結編は、前後編、どちらもめっちゃよかったです。本当にお疲れさまでした。
これで進撃の巨人の結末には、オリジナルの別マガ版と、補足を加えた単行本版と、そこから炎上した部分を改変したアニメ版との、3つが存在するわけだな
まぁエレンとアルミンのやり取りは、今の世界情勢的に絶対に世界レベルで炎上してたと思うから、仕方ないとして……ミカサの件は単行本のままがよかったな。チキったな、諫山創。
しかし、リヴァイのラストシーンが変わったのは何故だろう？車椅子のシーン、凄い好きだったんだが
元々進撃の巨人を捨てたのはwitの方なんだから、今さらグダグダ言うのは良くないとはわかっているけれど……結局、今回も一番良かったのは元witの今井有文が描いたリヴァイの戦闘シーンなわけで。
まぁ人物作画は原作に寄せた結果なんだから、好き嫌いの範疇にしても……やっぱり完結編（前編）のが作画よかったことを思うと、やっぱり今のMAPPAにとっての一番は呪術なんだと、改めて知らされたようで…少し悲しくなった。
いやこれらは会社レベルの話で、進撃の巨人の制作班には、本当にお疲れ様と言いたいです。重圧を背負いながらも完結まで導いてくれて、本当にありがとうございました。
あと、あんま言われてないけど…民法だったら、ここまで原作通りで放送できなかったよね。なぜかBSよりゴア表現に優しいから、NHK。感謝多謝。
ただ、欲を言えば…あと10分、いや5分尺があれば…
映像故にじっくり読み進めることができない分、どうしても紙媒体の原作通りにやると駆け足感が出ちゃうから、もう少し尺が使って、ラストには余韻を作ってほしかった…
しかし最後のエレンの選択には
①（外の世界を平らにして）自由な大地を手にしたいというエレンの本能
②（島外の軍事力を減らして104期生を英雄にし）エルディアに平和をもたらしたいというエレンの願い
③（巨人＝ユミルの愛の呪いを解いて）仲間を自由にしたいというエレンの目的
という3つの思惑が重なってのことなわけで…立ち止まっての咀嚼ができないアニメ勢は、こんな複雑な話、一見しただけで受け止められたのだろうか…？
