物語を語り継ぐことで、物語とともに生きていく。「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終話とも重なる、力強いメッセージ。そして、アニメーションだからこそ表現できる、どこまでも美しく儚い世界に身を委ね、陶酔し、圧倒され続けた全11話でした。まさに、眼福。
原作(古川日出男)、監督(山田尚子)、脚本(吉田玲子)、キャラクター(高野文子)、アニメーション制作(サイエンスSARU)など、唯一無二の才能が集結して、その魅力が決してバラバラになることなく、絶妙なバランスでひとつの作品として光り輝いているところが本当に凄い。