エピソード30
第710話 みんなが見ていた(前編)

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あらすじ
服部平次と遠山和葉が大阪府警の大滝警部と共に小五郎の探偵事務所にやってくる。平次は密室殺人事件が起きた事をコナンたちに教える。大滝はある殺人犯を捕まえるため、その殺人犯が訪ねそうな観月秀理(みづきひでみち)が住む杯戸町のマンションを監視。その殺人犯は元高校教師、観月の教え子だった。そして警察が監視中に自宅で首を吊って絶命した観月が発見される。観月の部屋に出入りした人はおらず、自殺の可能性が高かったが、現場には不可解な点があり、平次は殺人事件と睨んでいた。
コナン、平次は密室トリックを解くため、事件当時のままになっている観月の部屋を訪れる。そしてコナンたちは現場の状況から事件の真相を突き止めて部屋を後にする。この事件には7階建ての同じマンション202号室に住む株ブローカーの布浦海象(ふうらかいぞう)も絡んでいた。この後、コナンたちが住人の名波(ななみ)と話しながらエレベーターを待っていると、そこに布浦が乗った窓付きのエレベーターが昇ってくる。次の瞬間、布浦は左手に持つ拳銃で自らのこめかみを撃ち抜いて倒れる。
エレベーターは昇っていった後、降りてきてコナンたちのいる3階に止まる。中では布浦が絶命していて足元にはスプレー缶。扉の内側にはサヨナラとスプレーで書かれていた。駆け付けた高木刑事は自殺と判断するが、平次は他殺と断定する。スプレーで潰されていたエレベーター内の防犯カメラ。録画映像にはスプレー缶を持った誰かの右手が映っていたが、布浦は左利きだった。
コナンも布浦が左手にはめた腕時計が遺体を発見した時間で止まっている事が引っかかる。腕時計は自動巻きで故障していなかった。平次は自殺に見せかけるため、誰かが腕時計をはめさせたと推理する。布浦の遺体発見後、階段を降りてきた人はおらず、平次は犯人が3階より上にまだいると考えていた。高木たちは上の階を調べ、アリバイを証明できない独り暮らしの3人が怪しい人物として浮上する。
高木たちは3人から話を聞く事に。会社員の陸奥勲雄(むついさお)は株で大損して布浦を恨んでいた。大学生の余田拓郎(よだたくろう)も布浦が勧めた株を買って大損。余田は大学でスプラッター映画を撮影しているという。漫画家の井筒尚子(いづつなおこ)も布浦の勧めで株をやっていた。井筒は探偵ものの漫画を描いているという。3人は布浦と同じ型の腕時計をしていた。それは布浦がプレゼントしたものだった。コナンと平次は3人の部屋を訪ねて、誰が布浦を殺害した犯人かを見破っていた…。
hikarinokomama
blackmonkey
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