エピソード28
第872話 コナンと平次の鵺伝説(鳴声編)

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あらすじ
コナンと蘭は平次、和葉に誘われ、静岡の宿里村にやってくる。平次は徳川埋蔵金の手掛かりが出たから発掘を手伝ってほしいという手紙を村長の竹隅殿輔からもらったのだ。コナン、平次たちを迎えた殿輔は村にある朽ちた3階建てのホテルに案内する。殿輔は発掘を手伝ってもらうため、他にも考古学者の丹沢道貴、歴史学者の染地康克、小説家の増子史絵、ルポライターの鶴見肇を村に呼んでいた。
昔、埋蔵金発掘チームの1人が洞窟での発掘中に落盤事故に遭って他界。それ以来、この村の客足はぱったり途絶えてしまったという。この後、コナンたちはホテルの前にある林、その奥にある池の方へ。地面には「林の前に入るな キケン」という大きな立て札が刺してあった。この時、年老いたゴールデンレトリバー犬がコナンたちの前に現れる。この老犬は亡くなった男性が連れていた犬だった。
夜、コナンが妖怪伝説を追う肇が村に呼ばれた理由を訊ねると、肇は発掘中に落盤事故で他界した外国人シャルル・エイベルの話を始める。息絶える直前、紙に「NUE(鵺)」と書き残したというエイベル。鵺は昔話に出てくる頭は猿、胴は狸、手足は虎、尾は蛇の化け物だった。肇は鵺を見つけるために呼ばれたのだ。この時、ヒィ~ンという不気味な鳴き声が響き渡り、老犬が吠え出す。道貴は鳴き声を聞き、鳥の鵺だと皆に教える。トラツグミという鳥はかつて鵺と呼ばれていたという。
この後、コナンと平次はエイベルが書き残した紙を確認。殿輔はこの紙の破り目とピッタリ合う手帳が見つかったと皆に報告する。手帳には洞窟のどこを掘り進んだかが記されていた。殿輔は明日、この手帳を頼りに洞窟を進み、その様子をビデオカメラで撮影すると皆に伝える。殿輔は埋蔵金の発掘には期待しておらず、村おこしのためのPVを撮影しようと考えているのだ。
皆は明日に備えて寝る事になり、殿輔はそれぞれの部屋に頼まれた物を運ぶと伝える。康克は牛乳とウイスキー、道貴は日本酒とスルメ、史絵は白ワインと炭酸水、肇はコーラとポテトチップスを用意してほしいと殿輔に頼んでいた。コナン、蘭、平次、和葉は2階の自分たちの部屋へ。机の引き出しには古いノートが入っていて、それはエイベルが日本語を練習したノートだった。
この時、平次は外が明るい事に気付く。ホテルの前の立て札付近が燃えているのだ。そして、黒煙の中から2メートルはある獣が出現。獣は立て札に噛みついて引き抜くと身を翻して消えていく。コナンと平次は獣の正体を確かめるため、裏から回って林の方へ。地面には獣の歯型がついた立て札が落ちていた。コナンたちが先に進むと、地面に点々と続く血痕。コナンたちが血痕を追っていくと、そこには絶命した康克がいた。康克の背中には獣に襲われたような爪痕が残っていた…。
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きゃろっと
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