怒涛の後半
18話くらいで一度観るのを中断していたんですが、ふと一昨日再開し完走。
20話以降の特にメインキャラのようにスポットの当たらず、冴えない役回りにいた周囲が反旗を翻すように闘争心むきだしで襲いかかってくるようなところに圧倒された。
舞台のような、毎話ループする儀式的な演出、記号的な標識やセリフも含め、これ以降のさまざまな作品に与えたであろう要素を端々に感じた。
不思議とこの作品は印象に残っているストーリーが多く、現代的な視点を通しても、
社会や文化的な性別や心の流動的で不安定な部分を笑いや緊張感も交え描いていたと思う。
昨今の少しずつジェンダー論が構築されてきている視点であれば多様性を意識した作品、と安易に読んでしまうような現代とはまた違っていたであろう1997年の放送当時の世相から出た作品にも関わらず、人の持つ個性の歪さと妥当さを自然でに描いているように見えたのがなんだか不思議だった。
ここでざっとレビューを書いてしまうのが勿体無いくらい…てかもっかいみる!