酔狂侍

ラブ、デス&ロボット シーズン3の酔狂侍のレビュー・感想・評価

4.0
人類の傲慢についてシニカルに揶揄するオトナ向けショートアニメオムニバスシリーズとして、発表以来度肝を抜き、数々の賞をさらったNETFLIXの「Love Death & Robot」。
そのシーズン3が20日から配信されている。

実はシーズン2があまりにパンチ不足で、もう終わったなコレと、期待して無かったんだけど、最新シーズンを昨日の深夜イッキに見終えた俺は、興奮してしばらく寝れなかった。

特に、デビット・フィンチャーのアニメ初監督作「最悪な航海」のグロい恐怖。

ミニチュア撮影したみたいな描写で、ゾンビの発生と世界の終わりをコミカルに描く「小さな黙示録」。

武装したネズミとオッサンが決戦する「メイソンとネズミ」。

そして、フォトリアルなCGによる、幻想と狂気のダークファンタジー、悪夢の様な「彼女の声」。

どれも面白いけど、特に紹介したこの4本、特に最後の「彼女の声」は、必見!
最新最先端の技術は、今や、ここまでやれるんだと言う各スタジオのショーケースであるとともに、演出家たちが紡ぐ「物語」としても中毒性のある面白さ。
各話完結でサクッと見られる尺なので、ネトフリに契約あるオトナは、もう全員見て欲しい。
(ただし、決して子供には見せないように、おそらく泣きます)(笑)
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