木野エルゴ

ボージャック・ホースマン シーズン1の木野エルゴのレビュー・感想・評価

2.9
気楽で能天気なカートゥーンアニメだと思って見始めたらなんかハマって2日で第1シーズン見終わってしまった。ハリウッドの華やかな世界の裏側がよくわかるコメディ作品。

若い頃にシットコム「馬か騒ぎ」で一躍大スターになったボージャック・ホースマン(馬)が、過去の栄光とほんの少し残った人間関係を食い潰しながら生きていく物語。ボージャックはじめ、周りの登場人物が全員自己中心でどうしようもない。だけどそれぞれ悩みや後悔を抱えてて生きている。善人に思われたいエゴイストたちがなんとも憐れ。でもそれを見て共感してる自分が一番残念だったりする。

笑えるけど苦い。見た後にずっしり重いものが残るけど、どこか救われてる部分もある、不思議な作品。

IMDbでキャストを確認したらえげつな豪華で笑った。ナオミ・ワッツやクロエ・グレース・モレッツ、ダニエル・ラドクリフが実名で出てるし、マーク・ジェイコブスやル・ポール、ティム・ガンみたいな俳優じゃない有名人も出てる。
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