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機動戦士ガンダム 水星の魔女 第2クールのBFCDのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりのガンダムシリーズの新作。
百合と学園もののガンダムというのが物凄く斬新で、シーズン1は学園生活と決闘がメイン、シーズン2は会社経営と政治などを絡めた戦争がメインになっていたが
個人的にはシーズン1はめちゃくちゃ楽しく観ていたけど、シーズン2はかなり微妙な印象だった。
鉄血のシーズン2以上に釈然としないかも。

モグモさんのキャラクターデザインがめちゃくちゃかわいくて、メインキャラは全員しっかり愛されるような性格をしているので、キャラ萌えをしっかりと取り入れてるなぁという印象。
モビルスーツもカッコよくて、エアリアルの初期形態や、シュバルゼッテやキャリバーンなど、基本的にガンダムがしっかりとカッコよくデザインされていて良かった。

反面、シナリオが物凄く微妙。
百合も学園も会社も政治もすべてが中途半端で、この世界の用語が多すぎて、会話に意味不明な部分が本当に多いので、雰囲気で捉えてストーリーを追うしかなかった。
もちろんそういった作品やジャンルがあるのも理解しているが、視聴者に理解を押し付ける時点であまり良くないと思う。
そもそもこの作品の核となるプロスペラの思考が極端すぎて変。

最終的にはオカルトパワーで全解決してハッピーエンド。
オカルト要素はガンダムっぽい気もするけど、ユニコーンでも観たし、おそらく僕が知らないガンダムシリーズのオマージュでもあるのだと思う。
まず、死人が全員意識を持って全員登場するのが妙なファンサービスを感じて気分が悪い。
この世に悲しみと恨みを持って死んでいったキャラも笑顔で再登場するのが、本当に違和感を感じたし、
鬼滅の刃の最後みたいな全員笑顔の大団円も物凄く雑なまとめ方で、終わり良ければすべてよしみたいな空気感をYOASOBIの祝福で強引に醸し出す始末。。。

そもそも2クールという短さが、多数いるキャラの掘り下げができなかったり、それぞれの要素をうまく絡められなかったようにも思えるので、もう少し長めにしっかり描いていたら、ポカーンという感じもなかったかもしれない。雑でした。
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