ものぐそ太郎

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第2クールのものぐそ太郎のネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

女性主人公で、学園・起業もの。
令和の時代に新生した、新しいガンダムは…新規ファンをたくさん獲得した模様。新しく挑戦していくことは素晴らしい。

しかし、シーズン2を鑑賞した結果、残念な気持ちになった。

ラストは、家族や友達なかよしハッピーエンドになったが……お母様であるプロスペラが、穏やかに家族と暮らしているのは納得できないかな。地球の人をあれだけ殺しておいて、それはないだろう。ご都合主義的。根本的に、何も解決していなかった。

要素が多く、無駄に物語が壮大。しかし、その1つ1つの要素を調理しきれていない。特に地球側の物語をもっと丹念に描くべきだったが、描写がおまけレベルで深みがない。主要な登場人物が若い学生ばかり…というのも影響しているのだろう。その学生たちにも、あまり感情移入ができなかった。
他のガンダムのオマージュっぽいシーンも、正直興ざめした。新しいガンダムを作りたいのか、過去ガンダムに寄せていきたいのか中途半端で、作品自体が薄っぺらく感じたな。

作画・音楽・声優の演技…それぞれの質が高いのは確かだが、もう1度見たいとは思えない。
この作品でガンダムに初めて触れた方は、他のガンダム作品を見てほしい。

1期終了の時点では、それほど悪くなかったんだけど…💧