エピソード08
妖刀似蛭の巻 その二

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あらすじ
どろろが立てこもった鍛冶屋の小屋に火を放った田之介は妖刀を取り戻すことに成功した。しかしその途端、田之介は村人を斬り捨てはじめる。刀はもっと多くの血を求めていた。どろろを助けた百鬼丸は、田之介と対峙し、妖刀と剣を交える。その戦いの中で田之介は妖刀に支配され、操られている自分を悟り、自分で自分の体を妖刀で貫いた。あやかしに心を乗っ取られることを望まなかった田之介の、人間としての最後の意思が妖刀を砕け散らせる。妖刀似蛭を退治した百鬼丸の目に本物の目が戻った。しかしその目に映るのは、彼を差別し、排除しようとする非情な人間の社会なのだ。