エピソード09
ばんもんの巻 その一

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あらすじ
小高い丘に「ばんもん」と呼ばれる大きな板塀が立っていた。そこで一夜を過ごすことにしたどろろと百鬼丸に突然、九尾の妖狐が襲いかかってくる。夜明けと共に妖狐は消え去ったが、代わりに無許可で国境を越えようとした者たちの処刑が始まってしまう。その処刑を指揮しているのは百鬼丸に呪いをかけた父、景光だ。百鬼丸は残酷な刑の執行に怒りを燃やし、父と知らないまま景光に挑みかかってゆく。その百鬼丸の尋常ではない身体を見て、景光のほうはこの若者が自分が川へと捨てた芋虫のような赤ん坊だと気づき、うろたえながら兵を引き上げさせた。その後、百鬼丸は多宝丸という名の若侍に出会い、最初こそ剣を交えて戦うがすぐに打ち解ける。ふたりは共に九尾の妖狐を退治に赴くことにする。