どろろの10の情報・感想・評価

エピソード10
ばんもんの巻 その二
拍手:0回
あらすじ
九尾の妖狐を退けた百鬼丸の腕を見込んで景光は仕官になれと進める。しかし百鬼丸はいわれなきリンチの末に川へ投げ込まれたどろろを探しに出る。そこで彼はひとりの女性と出会う。母であった。母の顔など知らない百鬼丸だったが、その女性の目の中に、確かな愛と悲しみが湛えられているのに気づく。離れて生きてきたとしても、母と子の心の絆は一瞬で女性と百鬼丸にお互いが何者なのかを教えた。しかし敢えて百鬼丸は母に背を向けてしまう。一方、どろろはばんもんの向こう側で助六という少年に助けられ親しくなっていた。ばんもんをはさんで憎みあう隣国との事情をどろろは助六から聞かされた。壁さえなければ、元は同じ仲間だったのだ。いつかまた仲良くなれる日も来るのだろうか。そう言って板塀を見上げる助六の視線の向こうで多宝丸は、ばんもんの向こう側へと軍勢を整え、総攻撃の準備を整えていた。