最高峰のシリアスギャグアニメの最新編。いつものように中国人が悪役となるが、京都の旧派も裏切りに画策するのはやや新しい展開か。これまでよりは政治色の強い展開が多く、改めて十支族はただの貴族制と再確認できた(現代から体制変更に至る過程は思い描けないが…)。そして、そのような体制下で、武力的にも政治的にも達也のポジションはもはや高校生という立場を超えて、五条悟のようなゲームチェンジャーとなっている(声優は同じなのだが)。あり得ないことを指数関数的に組み合わせることで、シリアスギャグとしての深みが増しているのだろうか。いずれにせよ、春アニメで最も好きな作品だった。