架空都市サンフランソウキョウを舞台にあらゆる場所で人々のＳＯＳを察知したケアロボット"ベイマックス"がお助けヒーローとして街へ繰り出す様を描きだす。ストーリーの主題は"ベイマックスの心の成長"。主人公のベイマックスよりも、周囲の街の人たちの個性溢れる感じがおもしろい。一話約１０分程度の短編で、全６話構成。まずベイマックスに助けられたい人がいる反面、助けられたくない者も登場して、そのへんの逆説は変化球あり見どころ。生理痛のエピもディズニーにしては学習要素を織り込み攻めてる。ベイマックスがホラーキャラにみえるシーンもあり緩急の効かせ方は見易いしおもしろい。最終話でそれまでのエピソードを呼応させて密接に繋がる構成も、キャラや背景の活かしかたがうまい。今回ヒロとベイマックスの絡みはあまりみれなかったが、ドン・ホール監督には、ぜひ映画版のパート２も撮ってほしい。
