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シュタインズ・ゲート ゼロの私のAVVENIREのレビュー・感想・評価

シュタインズ・ゲート ゼロ(2018年製作のアニメ)
4.7
この「ゼロ」をもって「シュタインズゲート」という一つの作品になるため、分けて評価するのは難しいが、本編では電話レンジを中心に理論的な事柄を伏線にしてそれを回収する鮮やかさが際立っていたが、こちらでは岡部の喪失感、鈴羽の葛藤と親子愛といった人間ドラマの要素が重視された印象。個人的に厨二病を演じる岡部は時々うるさい(笑)ので、また違った良さがある。
こちらでは鈴羽が実質もう一人の主人公的立ち位置。原作プレイ済みだと余計に鈴羽への想いが強くなり、家族回は涙必至だった。
原作で不満に感じていたラストを、このアニメ版は見事に改変してくれたと思う。名曲「Gate of Steiner」で締めるあのラストにはリアタイ当時、思わずスタンディングオベーション。。素晴らしい締め括りであり、本編を補完する見事な構成。
※本編ラストで鈴羽がまゆりのことを「まゆ姉さん」と呼ばず知らない人になっていることも納得出来た。
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