気分が明るくなるような作品を観たく軽い気持ちで鑑賞し始めた
物語の大筋は恋をするよりもゲーム、チョコ、愛猫を優先する女子高生の主人公が突然魔法使いに不本意にも選ばれ強制的に立てられていく恋愛フラグを全力で回避していくラブコメディ物
鑑賞前の期待を裏切らない気楽に楽しめる作品であり、最終話まで退屈感なく観ることができた
主人公の最近数は減ったが今でも散見される“弱いヒロイン”から離れ、関わる人物の心の拠り所となっていく姿には好感が持てる
声優を務めた高橋李依の熱演もあり、ただ可愛いだけでなく愛嬌を感じられる魅力的なヒロインになっている
そんな彼女に好意を寄せていくヒーロー達もそれぞれがキャラ立ちしつつ、性格に不快感を抱かせるようなストレス要素(口が悪かったり生意気だったり)がないのも良かった
反少女マンガのような設定を用いつつ真摯に少女マンガを創作しようとする意志を感じることができる面白い作品だった