あこ

ガラクタ通りのステインのあこのネタバレレビュー・内容・結末

ガラクタ通りのステイン(2003年製作のアニメ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

全15話(本編14話+特別編1話)

 「昔キッズステーションで見た、男性が猫かなんかのペットに足から喰われかけるCGアニメがトラウマなんだよね」って言ったら秒で答えを出されてここに行き着きました。トラウマや言うてるやろがい。ほんでそのトラウマ回1話目だったのウケる。

 ガラクタ通りに住むステインと猫…?のパルバンが織りなすハートフル情グチャアニメ。
20年以上も前の作品だけどCGでこんなに作れるんだなって思った。ただ、明度差の激しいライティングと独特な色彩のせいでどことない不安感を煽ってくる。わたしがもしガラクタ通りに転生したら2日で気ィ狂うと思います。

 生きること=食べること が直結してる状況なので( ᷄ᾥ ᷅ )みたいな顔で渋々受け止めてはいるんだけど、ステインと友情芽生えさせたあとに殺したり食べたりするのヤメテェ‼️となる。新キャラ出てくるたびに次はコイツが死ぬんやろなとか思いたくないぽよ。

 倫理観ぶっ壊れシーンを挙げだすとキリがないんだけど、赤ちゃんの回で警察の魂を赤ちゃんに詰めるのどうなん?と思った。てかあの警察って赤ちゃんの実の父親だったりしないの?髪の毛似てるし……。
 wiki見てても語られてない部分が多いのかなぁという印象。薔薇の種子回も絶対宇宙人に寄生されてるよなとか思うもんな。
 一見、子供向けハッピーエンドを繕いつつ、裏設定に闇深い要素ふんだんに詰まってるんだと思う。

 DVDにしか収録されてないらしい15話目、後味の悪さがすごすぎる。
なぜ通りが荒れ放題なのか、指輪トカゲが貪っていた魂は誰のものなのか、そもそも創造者は誰のことを指しているのか、考察捗る作品でした。
あこ

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