けっこう面白かった。導入部は、とにかくCGアニメの美麗さに目を見張る。「鬼滅の刃」もオープニングの美しさに度肝を抜かれたが、本作でもCGアニメの進化はすごいなあと驚いた。オープニング、エンディングテーマもスキ。
序盤、舞台となる異星の雰囲気や西部劇っぽい世界観が面白そうで期待が盛り上がった。ところが、過去の経緯が挟まってくる中盤は何だか散漫な感じで、観るのをやめたくなった。しかし、終盤は再び盛り返し、良い感じのエンディングとなり好印象が残る。
舞台の惑星は「デューン 砂の惑星」や「ブレードランナー」っぽい。そこに”新人類対旧人類”と”双子の確執”が加味されたストーリーが繰り広げられる。ラストでは”シンクロ率”なんてのも出てくるわで、過去に観たり読んだりしたSF作品の要素がてんこ盛り。
タイトルの「stampede」は「(動物などが)驚いてどっと逃げ出すこと, (群衆が)先を争って逃げ出すこと, 総くずれ, 大敗走, どっと押し寄せること, 殺到, 衝動的な大衆行動」で、主人公がラストに「逃げればイイんだよ」と言うのだけれど、込められた真意がイマイチわからない...
原作は未読。オフィシャルサイトにはシリーズ完結編の制作決定が報じられていて、続編も観たいと思う。
