独特の世界観が面白い。
西尾維新による原作ファンタジー小説シリーズのアニメ化。＜（化）物語＞シリーズという壮大な世界観を構成しており、メディア・ミックス展開されている。
私のような初級・中級レベル⁈の鑑賞者には全体像がなかなか掴めない。元々は2009年深夜枠でオンエアされたシリーズの中核をなすアニメ第一作「化物語」にハマり、その後のオンエアで「偽物語」と「猫物語（黒）」を観ていた。
男子高校生の主人公が、ものの怪や妖怪といった「怪異」に関わる不思議な物語ーーなのだけど、この手のテーマはもうアニメでは "鉄板of鉄板" だろう。
主人公以外ほぼ美少女しか登場しない。ギャグありエロありてんこ盛り。エロと言っても微エロ程度だし品は失っていない。完全に男子高校生目線なので女子ウケはしてなそう。
作風は個性的でお洒落。絶対に読み取れない字数のト書き風な映像がフラッシュ暗算のごとく挟み込まれる。作画はCGによる直線や真円が多用され、何というのか現代アートっぽくて好み。舞台は日本の架空の田舎町、直江津とされているけれど、東京に似た風景に溢れていて楽しい。
今年は西尾維新のデビュー20周年記念だそうで、劇場新作が予定されている。Amazonの定額見放題に数作オンリストされている（ん？どこで見つけたのだろう） シリーズの数があまりに多く、時系列が単純ではないのでググりながら三昧しようと思う。
