ポップな絵柄でありながらも、生々しい生(性)と死が描かれる感じは、メイドインアビスとも似た点があり、二ヵ所の別々の物語を交互に描く様子は7seedsにも共通点があったが
主な軸は、荒廃した近未来の日本におけるロードムービーの方で二人の若者が日本を横断しながら様々な人々との関わりや、怪物との遭遇の波乱万丈な旅。
戦後のような無法の世にあって強かに生きる人々のリアルな生きざまも面白く、
学園パートの数々の謎も推理する楽しさがあった。
しっかりとしたミステリーの要素はたいへん楽しめたものの、原作未完故か、いささか尻切れトンボでおわてしまうのが少々残念。
主演のキャスト千本木彩花は相当にハマり役で、カバネリの無名ちゃんとは思えぬ見事な声色の変化に驚いた。
ジェネリック生天目仁美という感じがした。これからこの手のキャラクターのオファーが多くなるだろう