シャチ状球体

スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイのシャチ状球体のレビュー・感想・評価

4.1
ドゥークーとアソーカ・タノを主役にプリクエル・トリロジーの裏側を描くドラマ。

共和国の首都であるコルサントが完全に政治の中心になってしまい、アウター・リム(辺境の惑星)が無法地帯になっていることを半ば放置&黙認しているジェダイ評議会に対するドゥークーの憤りは分かるけど、だからといって寝返るというのはとても極端。元々論理的に整合性の取れないことが許せない(困った)性格だったのね……。

ジェダイに失望したドゥークーと、ジェダイの教えを生きる糧にしたアソーカ。対照的な二人を主役に据えることで、共和国の理想と破滅、そして帝国の支配が広がっていく中でのジェダイの未来……といったプリクエル世界の見事な拡張を見せてくれ、ドラマ版の『アソーカ』への繋ぎとしても完成度の高いドラマだった。
シャチ状球体

シャチ状球体